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182:「ホットスポット柏市」の放射能対策はいかに

2011/08/23 (Tue) 23:43
私のランニングコースのほぼすべては、利根川水系です。
その中でも大津川-手賀沼-大堀川はもっとも多く使うコースで、
特に、私は大津川近くに住んでいます。
ランニングは常に多くの空気を取り入れますから、
空気のよどみや汚れには特に敏感になります。
柏メモリアルガーデン近辺で感じるお線香の匂いや、
ガレージKの近くで感じる金属や有機物を処分した匂い、
増尾城址公園近辺で感じるバーベキューの匂いは、
耐え得る範囲です。
しかし最も気になるのは、ニッカウヰスキー柏工場の
近くにある大きな煙突から出てくる煙
です。
煙突は2本(たぶん)。
煙は灰色で、モロに浴びると噎せ返ります。
点火の時は、先ずバフッっという感じでまっ黒な煙が
出てきます。それに続いて、灰色のモクモクとした煙が
大量に排出されます。
ニッカウヰスキー柏工場付近
↑上空から(GoogleMap)

その日その日の風向きにもよりますが、私の見ている限り、
ほぼ8割方、煙は西になびいていきます。増尾や逆井の
住宅地の方向です。

先日、霧雨の中をランニングしていると、いつものように
この煙突からもくもくと煙が出ていました。
で、いつものようにその脇を黙々と走り去ろうとしたとき、
猛烈な煙に噎せ返りそうになりました。
どういうことかと思い振り返って上を見上げると...。
雨のせいなのでしょうか? 排出された煙が
流れていくことなく、そのまま地上に落ちてくるのです。
私は逃げるようにして(実際、いちもくさんに逃げた)、
その場所を離れました。しかし、逃げても逃げても煙は
地上付近を這うようにして追ってきます。
更に逃げに逃げて、とった写真がこれです。
ニッカウヰスキー柏工場付近

携帯のカメラ機能の調子が悪くなってしまい、すみません。
画面右側の煙は、5、6メートル手前まで迫っています。
下は、500メートルほど離れた地点からとった写真です。
ニッカウヰスキー柏工場付近
西側に大きくなびいているのが見えます。

この柏のニッカウヰスキーの近くの煙突の煙ですが、
東日本大震災以前は、モロに煙を浴びることさえなければ
問題ないと思って、あまり意識しませんでした。
震災以後は、近くにある柏市の焼却処分場の焼却灰から
高濃度の放射性セシウムが検出されたことで、
このニッカの近くの焼却場もヤバいのではないかと思って、
気にしていました。
柏市のゴミ処理場で高濃度の放射性セシウムが検出された
ということは、柏市内で収集されたゴミに、それなりの量の
放射性セシウムが付着していたことを示しています。
ということは、ものを燃やしている近辺では、
その灰や煙に気を付けなければならない、
ということです。
ゴミ処理場の施設は、煙突から煙が排出される前に
フィルターで濾しとっているのである程度抑えられますが、
セシウムをかぶったその辺の草やゴミを野焼きしたり、
古典的な焼却炉で焼いている場合、どうなんでしょう。

このニッカ付近の煙、ランナーとして、昔から気分の悪いもの
として見ていましたが、震災以後、放射能を撒き散らして
いるのではないかという危険を感じたのは、
↓下の動画を見た時でした。
6月10日観測動画 (Youtube)
柏市を縦断しながら線量を計測しています。
わかりますでしょうか?
名戸ケ谷のヨークマートの交差点を過ぎて、
増尾城址公園-美里ゴルフ-ニッカ正門前-藤心一丁目
の間、線量が上がりっぱなしです。0.5μSvをも超えています。

明らかに、あの煙突から出た煙の流れている方向です。
これがまた私の家のけっこう近所
別の日にもまったく同じコースで測定していますが、
この区間で線量が上がらない場合があります。
ということはつまり、どういうことを意味するのでしょう?
「煙に放射性物質が含まれていて、その中を突き抜けたから
 高い線量が測定された」と考えてよいのでは。
放射性物質を含む煙が風に乗って運ばれて着地した場所は
除染が必要になる
わけです。
この煙、どのへんで着地するか?
雨が降っていたりすれば、案外と近所に降下する
のではないか?
このことを考えたときに気になるのは、この煙が
流れる方向(西になびくと上に書きました)に、
あの、高い線量が測定されて話題になった小学校が
あります。(今は学校名は伏せておきます)
この小学校、坂道(丘)に挟まれた谷合に位置しており、
周辺の丘に着地した放射性物質が雨水で流された場合、
ちょうどこの小学校の近辺に集合するように
なっているのです。実際、貯水池があります。
あの小学校の異常な線量をすべてあの煙突のせいに
するつもりは毛頭ありません。粉粒体の挙動を完全に
把握するのは難しいのです。
しかし、天候、地形、周辺施設の特性や風向きから、
その挙動を推量することは可能
なはずです。

大学の時、専門科目の中で最も難しかったのは、
分離工学という科目の授業でした。
中でも「粉体工学(粒体工学)」というのが最も難しかったことを
今でも忘れません、細かい粒子の挙動を捉えることは、
純然たる固体はもちろん、液体や気体のような
純然たる流体の運動を把握するよりもなお難しいのです。
福島から風に乗ってやってきた放射性物質は、
すべて極微な粒体です。流体ではないのです。
爆発で撒き散らされたコンクリや樹脂の極微な破片の中に
放射性セシウムが含まれています。
眼に見えない固体としての剛体が、雨風によって
どのように動くのか、なんとなく想像できます。
風や雨といったものが与える力のベクトルや、
セシウムやその被覆体(樹脂やコンクリなど)の
水や空気に対する比重などから、イベントごとに
その軌跡をマッピングしていくことは難しくありません。
実際、現在必死でやっているはずです。
どっかの研究所とかがマクロな視点から放射性物質の
挙動を追おうとしている現在、我々が自分の地域のことを
考え、「あの煙突」とか、「あの谷間」、「あの雑木林
といった超ローカルな情報をもとに頭の中で
マッピングし、同時に細かく線量を測定し、
それをエビデンスとしながら、マクロな計算結果をもとに、
一段下位のレベルまで掘り下げて分析することは可能です。

東葛地区放射線量対策協議会では、線量の値の妥当性を
議論するばかりで、具体的な行動プランが見えてきません。
そろそろ、実測値に基づいた除染作業の準備にかかっても
良いのではないか
と考える今日この頃です。
また柏市では先週末、放射線対策室を立ち上げています。
計4名体制ということですが、この体制で柏市全域の
調査分析を統括することは果たして可能なのでしょうか?

今後の地域行政の動きに注目です。
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Written by: dicdic
http://dicdic.web.fc2.com/index.html
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