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163:オライリーの「リファクタリング・ウェットウェア」

2011/02/27 (Sun) 15:01
オライリーの「リファクタリング・ウェットウェア」を購入しました。
オライリーといえは、アニマルシリーズが有名ですが、この本の表紙は動物ではありません。ニューロン髄鞘の繋がりを描いたイラストです。
20110227.gif


オライリーは、「SEの時間管理術」や「MIND HACK」など、技術解説書以外の本も出してます。それらは海外の著者による、日本人のノウハウ本とは一味違った視点からのアプローチで解説しており、読みやすく、しかも今までの啓発本ではなかった面白さと納得を味わうことができます。

今回購入した「リファクタリング・ウェットウェア」もその一つです。まだ購入したてで、20ページほどしか目を通してませんが、ここまでに強調されている言葉の一つである「コンテキスト」について一つ思ったことを。

「コンテキスト」とは、「状況」とか「背景」とか「文脈」などと解釈されることが多いようです。ITの世界では、「コンテキストメニュー」とかいって、「右クリック」一つについても、どのような画面の時に、どこで「右クリック」されたかによって表示されるポップアップメニューが異なるといったような、「状況」に応じた動作の違いなどを指したりします。
この本の中では、「コンテキスト」という考え方を、技術達人(我々の間ではしばしば『職人』などという言われ方をすることもある)がとる直感的な行動と絡めて論じています。【標準化】、【均一化】、【可視化】といった文化がIT業界の常識になりつつある今、それに真っ向から反するような説が展開されていきます。【標準化】、【均一化】、【可視化】を叫びながらも、結局最終的には職人の経験と直感に頼っている現状に矛盾を感じていた私の違和感が、あながち間違ったものではなかったことを確認させてくれるものです。バクと、それによって引き起こされる損失を恐れるあまり、ソフトウエアの開発は年々非効率で、柔軟性を欠いたものになりつつあります。可視化に固執するあまり、管理業務が増え、開発自体が滞り、結果的に肝心の開発を第三者に丸投げし、最後は最悪の品質のものが出来てくるといったことは珍しくありません。そしてそれを避けるために、面倒な管理手法がますます増えるといった悪循環が起きています。かつて現場にあったような「モノづくりの楽しさ」や「顧客と共有する発見の楽しさ」はそこなはなく、つまらない仕事と最悪の品質、人材の流出、後継の人材が全く育たない環境がそこにあります。
ちょっと脱線しましたが、「コンテキスト」とは、職人がコンソールをいじったときに得られる前言語的な微妙な感覚を呼び覚まさせる何らかの「状況」ことです。それをもとに全体としてどんな問題が起きているのかをアタマの中で再構成(リファクタリング)し、対処します。

ハイコンテクスト文化(高コンテキスト文化)とは、こうした「状況」をじっくり観察し、感じ取り、考慮に入れることが重要視される文化のことです。「以心伝心」の言葉に代表されるように、日本はハイコンテキスト文化が優位の国であると考えられがちです。事実、どんな分野の職場にも職人と呼ばれる人がいます。しかし現代においてはどうでしょう? かつては、「言わなくても解かっている、だから野暮なことは敢えて言わない」だったのでしょうが、現代では「敢えて言わない」ではなく、「面倒だから言わない。言わなくて良いので何も考えない」という発想が優位のような気がします。欧米は、「解りたい(解ってほしい)ので聞きまくる(説得しまくる)」という文化です。このような文化を、ローコンテキスト文化(低コンテキスト文化)と呼ぶそうですが、私はこの言い方には違和感を覚えます。なぜなら、「解りたい(解ってほしい)ので聞きまくる(説得しまくる)」という発想は、結局のところ、「コンテキストを詳しく把握する」という状況を志向しているので、むしろ【ハイコンテキスト志向型】と呼ぶべきものではないかと思います。本当の低コンテキスト文化とは、最近の日本にみられるような無思考型の文化なのではないかと。

例えば、あなたが電車に乗っているとします。汚れた作業服の男性が、ヒゲぼうぼうのくたびれきった顔をして乗ってきたとします。これを見た人が想起する感情とはどんなものでしょうか。

(①男性そのもの)
男性そのもの

(②男性の状態)
汚れた作業服、不潔な無精髭、くたびれきった表情

(③男性の状況)
3日3晩の間、突貫工事が続いていた。直行直帰の出張作業だったため、シャワーを浴びたり、着替えを調達することができない状況だった。etc...

高コンテキスト文化と低コンテキスト文化の違いは、②の把握から③の考慮への移行がどの程度スムーズであるかによると思います。人は見かけで判断してはならないとよく言います。しかし電車の中のように、まったくコミュニケーションの機会がないような場合、どのような感情が想起されるでしょうか? 「人は見かけで判断するのは良くない。じゃぁどう思えって言うんだ!」これは低テキスト文化です。「このオッサン、キッたねーなぁ」「臭そうだなぁ」「そばによりたくないなァ」「隣りに座らないでほしいなぁ」と、ここまでくると、これはもはやノーコンテキスト文化(無コンテキスト文化)です。みのもんたとか、一昨年の選挙で民主党に投票してしまった人たちに、これに近いものを感じますが、こういった国民性では、マスコミや悪辣政治家や目の前にぶら下げられたカネにいともたやすく騙されます。目の前にある状況の背景に考慮が及ばないからです。

英語の文法には、完了形というのがあります。現在完了は、「過去と接点を持つ現在形」という説明のされ方をします。つまり、現在の状態に至った背景が考慮されているのです。この用法に対応する文法が日本語に見当たらず、学生がこの章の単元で苦労することの原因の一つは、「実は日本は低コンテキスト文化である」ということが関係しているのではないか思います。

「リファクタリング・ウェットウェア」は、目的をもって購入したものではないだけに、一つひとつの言葉が発見に繋がりそうです。色々なことを考えながら、ゆっくり読み進めようと思います。



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162:ゼレンカ

2011/02/11 (Fri) 13:27
バロックの作曲家にゼレンカというのがいます。

学校で教わることはまずない作曲家だと思いますが、
対位法を極めた彼の旋律はバロックファンには
たまらないのです。

私がゼレンカを発掘したのは、つい5年ほど前でした。
どこかの国の高校の音楽発表会のサイトからmp3を
ダウンロードして聞いたのが最初でした。
その素晴らしさがあまりにも衝撃的だったので、
ゼレンカのCDを探し回りましたが、
当時はなかなか発見できませんでした。

やっと見つけた1枚のCDは、ぜんぜん知らない曲
だったけれどもとても満足のいくものでした。
Missa_dei_Filli.jpg
とくにグロリアは、今でも毎日のように聴いています。

ゼレンカは最近発掘されたらしく、
個人経営のサイトが最も詳しい情報を提供しているくらいで、
http://www7a.biglobe.ne.jp/~thor/music/fmain.html
研究はあまり進んでいないようにも見えますが、
Youtubeなどではどんどん紹介されるようになっています。

職場で徹夜することが多く、疲れきっていたので、
「この3連休は絶対に譲りません!」
半ば強引に休みを取りました。
雪のせいで走れないのは残念ですが、
部屋で沁み沁みとゼレンカに聞き惚れようと思います。

Magnificat



Pera il giorno in cui si diede



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161:音声版「もしドラ」を聴きました

2011/02/05 (Sat) 00:52
最近は、本屋さんの開いている時間に帰宅できることは
まったくなくなり、SQLの学習や仕事の書類以外の活字から
まったく遠のいていました。
すると、生活にいろいろと支障が出てくるようになりました。

① 仕事中、みんなの話についていけない。
(理解が非常に遅い)

② 嫁さんの言葉を聴き間違える
(ちょっとでも聞き辛い発音だったりすると
別の言葉と聴き間違え、ものすごく叱られる)

③ 仕事の効率が悪い
(マキが効かなくなってきた)

言葉を理解する脳の部位が衰えると、脳全体の機能が低下すると
聞いたことがあります。 しかし、電車は肩も動かせないほどの
鮨詰め状態で本を開けないし、帰りのすいた電車では、
OracleMasterの勉強に集中しているため、普通の本は読めません。

そこで思い切って、オーディオブックに手を出してみました。
オーディオブック FeBe

倍速版もあるということで、脳の活性化には良いと思い、
手始めに、読みたいと思っていた、話題の「もしドラ」の
音声版を購入してみました。

AKBのメンバーが朗読していると知ったときには、正直、
「けっ!」
って感じでしたが、聴いてみると、これがなかなか上手。
倍速でも聴きやすい丁寧な発音と優しい声で、最後まで
何の問題も感じずに聞くことができました。


倍速で聞いたので、約3時間で聞き終えました。

さて、実際のストーリーの中身ですが...、
「マネジメント」「マーケティング」「イノベーション」
という3つのキーワードを中心に野球部の改革に
取り組む様子が描かれています。
前半は原著からの引用も多く、なかなか面白かったですが、
夏の予選が始まって以降は、引用もほとんどなくなり、
ただの野球少年と女子マネージャの青春モノになってました。
もともと野球をほとんど知らない私にとっては、
活字で読んだらさぞかし苦痛だっただろうと思いを巡らせ、
音声にしておいてよかったとつくづく感じました。

それでも物語としての体裁を一応整えているので、
それなりに感じるものはありました。
強く推奨というわけではないけれども、
読むのは(聞くのは)無駄ではないと思います。

音声で言葉を拾い、意味を理解していくことは、
活字を拾うのとは別の意味で集中力を必要とするので、
これしこれでアリだと感じました。
しばらくは、音声版で本を楽しもうと思います。
今度は「マネジメント」の音声版があれば、
ぜひとも聴いてみたいと思いました。
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Written by: dicdic
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160:Oracleの学習

2011/02/02 (Wed) 23:09
OracleBronzeの勉強を始めた

仕事では、ひょんなことからOracleに関わることになってしまい、
みんなに迷惑をかけた。
すこしでもOracleに関する知識を身につけたいと思い、
勉強を始めた。

OracleBronzeは、Oracleの資格の中で最下位であり、
もっとも基礎的な知識を問うものだが、
2科目に合格しないと取得できない。
それが、OracleDBAとOracleSQL基礎だ。
まずはSQL基礎からとりかかろうと、
1月18日にOracleSQL基礎の参考書を購入した。

そして今日、「高度な副問い合わせ」の手前までの
学習を終えた。まずはひと通り、さっと流した格好。

SQLを読めば、どんなことをしているかは想像つくが、
SQLを書けといわれると、なかなか思うとおりいかない。
テストは選択式だが、最終的にはSQLをベタ書きできなければ、
できるようになったとは言えない。

まだあやふやな知識の地固めを繰り返しながら、
SQLをベタ書きできる実力を養っていく方法を
考えていこうと思う。
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Written by: dicdic
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