最新記事

月別アーカイブ(タブ)

dicdicのランニング

カウンタ (ホームページと合算)

リンク

最新トラックバック

検索フォーム

カテゴリ

QRコード

QR

カテゴリ内記事一覧

スポンサーサイト - --/--/-- (--) --:--
マリナーの訃報に触れて - 2016/10/04 (火) 03:30
ゼレンカ - 2011/02/11 (金) 13:27
「睡眠コンサート」のバカらしさ - 2010/11/28 (日) 18:42
パッヘルベルのカノンと日本人 - 2010/05/08 (土) 22:32
ピアノ協奏曲 イ短調 - 2010/03/02 (火) 21:24

:スポンサーサイト

--/--/-- (--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告

239:マリナーの訃報に触れて

2016/10/04 (Tue) 03:30
 マリナーが亡くなった。
僕が小遣いで買った初めてのバッハのCDはマリナーだった。
アカデミー室管との管弦楽組曲1~3番。
もう25年以上も前のこと。
20161004s

 若い頃に聴くCDというのは、だいたい、老けてから
振り返ったときにどう感じるかは別として、その曲を
考える上での一つの基準となることが多い。 
その録音を基準として据え置いて、他の録音はすべて
その録音と比較される。 速い(遅い)だの、どこそこの
フェルマータが長い(短い)だのと考えるようになる。
 僕にとってマリナーの振る管弦楽組曲は、ゲーベルの
演奏に出会うまでの数年間、僕の中で一つの基準として
君臨した。
 僕にとってマリナーの最初の印象は、イギリス人らしく
(これも偏見だが)、とても正確な演奏で、終始アクセントが
効き過ぎてしまっているように感じる、裏を返せばやや
面白みに欠けるなといったところだった。
しかしこの録音が、サーストン・ダートとともに考証を行った
ものであったことを知るのはかなり経ってからのことになる。

 マリナーは今年4月に来日したばかりだった。
92歳と高齢でもあり、今回の訃報に特段の驚きやショックは
正直いってそれほどでもないが、自分の青春時代を彩った
曲を奏でてくれたアーティストがまた一人いなくなって
しまったという寂しさが残る。
 若い頃は、(当たり前だが) ほとんどすべての指揮者や
演奏家が自分より年上であり、 仰ぎ見ることのできる大人が
いることに誇りと安心感があった。
 これからは若い演奏家や指揮者の中に、自分が若い頃に
描いていた曲の理想を実現してくたり、これまでなかった
曲の解釈や、新しい発見を与えてくれることに悦びを
見出していくことになるのだろう。
 そのような考え方に、少しづつ、少しづつ、切り替えて
ゆくことのできる自分も、また心地よい。

スポンサーサイト

音楽コメント(0)トラックバック(0)|

162:ゼレンカ

2011/02/11 (Fri) 13:27
バロックの作曲家にゼレンカというのがいます。

学校で教わることはまずない作曲家だと思いますが、
対位法を極めた彼の旋律はバロックファンには
たまらないのです。

私がゼレンカを発掘したのは、つい5年ほど前でした。
どこかの国の高校の音楽発表会のサイトからmp3を
ダウンロードして聞いたのが最初でした。
その素晴らしさがあまりにも衝撃的だったので、
ゼレンカのCDを探し回りましたが、
当時はなかなか発見できませんでした。

やっと見つけた1枚のCDは、ぜんぜん知らない曲
だったけれどもとても満足のいくものでした。
Missa_dei_Filli.jpg
とくにグロリアは、今でも毎日のように聴いています。

ゼレンカは最近発掘されたらしく、
個人経営のサイトが最も詳しい情報を提供しているくらいで、
http://www7a.biglobe.ne.jp/~thor/music/fmain.html
研究はあまり進んでいないようにも見えますが、
Youtubeなどではどんどん紹介されるようになっています。

職場で徹夜することが多く、疲れきっていたので、
「この3連休は絶対に譲りません!」
半ば強引に休みを取りました。
雪のせいで走れないのは残念ですが、
部屋で沁み沁みとゼレンカに聞き惚れようと思います。

Magnificat



Pera il giorno in cui si diede



----------------------------------------------
Written by: dicdic
http://dicdic.web.fc2.com/index.html
----------------------------------------------

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽


音楽コメント(0)トラックバック(0)|

156:「睡眠コンサート」のバカらしさ

2010/11/28 (Sun) 18:42
「睡眠コンサート」というのがある。
最近ニュースになって初めて知ったのだが、
「クラッシックのコンサートってどうしても眠くなっちゃうから...」
という客に対するインタビューの回答を聞いて、
「こいつらは正真正銘のアホだ」と思った。
日本の文化レベルもここまでオチたか....と悲しくなった。

誰がクラッシックのコンサートで寝ちゃいけないと言った?
寝たきゃ寝ればいい。
眠くなるのは演奏家の問題であり、客のせいではない。
演奏家が「寝てほしくない」と思っているのに客が欠伸をするのは、
演奏が下手だというサインであり、演奏家が「寝てチョーダイ」
と思って演奏しているときに眠くなるのは、演奏家の腕が
素晴らしいからであろう。

クラッシックの演奏がどれも素晴らしいものであるはずだ
という日本人の妄想は、いかにも馬鹿馬鹿しい。
楽団や指揮者を変えて、同じ曲のCDを2~3枚聞き比べるといい。
まったく違うことに気づくだろう。
演奏には上手/下手があり、マイクの位置やレコード会社、
録音された時代によってもかなり違う。
この違いに気づくとクラッシック音楽に対する先入観は
いともた易く瓦解する。

私が幼い頃、家にはいろんなジャンルのLPレードがあったが、
私はクラッシックのLPをわざわざ選んで聴いていた。
単純に気に入ったからだ。
でも、クラッシック音楽が好きだからといって、
クラッシック音楽が最も優れた音楽だとは思っていない。
優雅だとも、難しいとも思っていない。
たまたま自分にマッチしているだけである。
逆に、ロックは難しいと思っている。
ジャズなどにいたっては聞いてもまったく良さがわからない。
「睡眠コンサート」で寝こいている連中も同じだ。
肌に合わない音楽はわざわざ聞く必要がない。
眠くなることがイヤなら、わざわざ金を払ってまで
コンサートに行かないでもよろしい。


クラッシックが苦手な連中が、わざわざ大枚はたいて
「睡眠コンサート」だなんて、われわれクラッシックファンを
おちょくってるとしか思えない。

そんなコンサートを企画する連中も連中だ。
客集めのための苦肉の策だろうが、
こんなことをしなければ客が集まらないということは、
キミたちの演奏がショボいということであり、
とっとと夢をあきらめて転職するか、
顔が変わるほど真剣に音楽に取り組んで、
本当に音楽がわかる人たちに認められることだ。


クラッシックを聞いて寝たければ、家でゆっくりやればいい。
お勧めは↓
■交響曲第5番第4楽章(マーラー)
■ゴールドベルク変奏曲のアリア(J.S.バッハ)
■子守唄(ショパン)

※ショパンの子守唄は、大人も眠らせてしまう力がある。
が、中川京子のようなテンポや打鍵力ではとても眠れたものではない。
なるべくゆっくり目で優しい演奏を(こことか)。

スローな目覚めには↓
■舟歌(ショパン)
■8つのトランペットと管弦楽のためのソナタ(ビーバー)


いずれも、この順番で聞くことをおすすめしたい。
----------------------------------------------
Written by: dicdic
http://dicdic.web.fc2.com/index.html
----------------------------------------------

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽


音楽コメント(0)トラックバック(0)|

139:パッヘルベルのカノンと日本人

2010/05/08 (Sat) 22:32
一風変わったカノンのアレンジを見た ↓


バンディと一緒に演奏しているのは韓国の天才ギタリストのソンハ(Sungha Jung)君。
いろんな音が出ているが、実はユニゾン。
ソンハ君ですら、この真剣な表情だから、かなり難しい曲だと思う。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

僕自身はカノンはあまり好きではない。
あまりにももてはやされすぎて、つまらなくなってしまった。
カノンといえばカノンの中間部の旋律が有名だが、
私にとってはベートーベンの『運命』の冒頭と同じように、
「音楽」ではなく「記号」と化している。

人間には記号化し、略式化するクセがある。 要約し、分断し、抽出する。
カノンで言えば、中間部の32分音符の旋律 (↓これ) だけ抜き出されることが多い。
20100508asss.jpg クリックで拡大します
この旋律を携帯電話の着信音にしている人もいて、
聞くたびに胸がムカムカするほどで....

最近はYoutubeの世界でカノンロックが大流行した。
カノンロックのオリジナルは台湾のJerryCだが、私はこっち↓のアレンジがお気に入り。



◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

カノンは、我々クラッシックファンの密かな楽しみにしていたかったのに.....、
なぜ、こんなに広まってしまったのか?
パッヘルベルの曲は、「カノンとジーグ ニ長調」以外にはほとんど知られていない。
私も、パッヘルベルのアンサンブル曲は5曲しか知らない。
しかし音楽史的には、パッヘルベルはオルガン奏者であり、オルガン曲が多く遺されている。
中でもニ短調のシャコンヌが有名だ。 ( 私はそれほどトキめかないが.....(-_-) )

↓ほとんど我が家の家宝となりつつある、ブクステフーデとパッヘルベルの名曲集
20100508bsss.jpg
○このCDは既に廃盤です。中古品はこちらで購入できます
こちらから、このCDのうちカノンとジーグだけを150円で購入できます。



カノンが多くの人々の耳に入った最初のきっかけは、フランス映画『夫婦』の
BGMだったとされているが、フランス映画『夫婦』なんて、ちょっとググっただけでは
ヒットしないほど無名の映画で、この説もなんだか疑わしい。

dicdicにとっては、ラジオから流れてくるカノンの原曲を聞いたのが最初だ。
その後、橋本祥路の「遠い日の歌」を中学校の合唱で歌った。

遠い日の歌  詞:岩沢千早 曲:橋本祥路


世間でカノンがもてはやされるようになったのも、この「遠い日の歌」が、
中学校の合唱曲として定着した頃からだった。

なぜ、日本でカノンが中毒のように広まってしまったのか考えてみた。

① ワンフレーズが長い旋律はウケがよくなる。
  上のカノンの旋律も然りだし、バッハのカンタータ147番のコラールも然り。
② でも曲全体の長さが短くて手頃
③ とっつきにくい「クラッシック」の中に、わかりやすいものが見つかったとなると、
  すぐそれに群がる日本人の習性
④ 「セレブ」とかいうニセ上流階級気取りが増殖
⑤ この旋律を (なぜか) 歌謡曲でも多用
⑥ アニメやドラマで積極的にクラッシックを使用 (庵野秀明など)


この曲が手頃なのは、われわれにとっても同じこと。
カノン以外にも手頃で素敵な曲はいっぱいある。
「この曲が世間に出たら....」と想像すると恐ろしくなる。
持てはやすのも良いが、原典を大切にしてほしいと思う。

20100508c.jpg
↑ ヨハン=パッヘルベル

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ちなみにパッヘルベルのカノンは 「三声のカノンとジーグ ニ長調」 という曲の
第一楽章で、3つのパートを基本とした素朴なカノンである。

↓の動画では、この3つのパートを実にわかりやすく表現している。

この動画のテンポは、ソステヌートの指定に対して速すぎるように感じられるかも
知れない。しかしカノンにはもともと、日本人が抱くようなロマンチックな情緒よりも、
演奏者の速弾きの技を楽しむ(曲芸に近い)意図があり、このスピードの方が、より
忠実と言えるかも知れない。
私には、日本で売られているCD盤の録音のテンポのほうが遅過ぎるように感じる。

この動画には、マイナーキー(ニ長調→ニ短調)のバージョンもある。
聴き比べると面白い。→< ニ短調バージョン>


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ある曲を本当に「知る」とか「好きになる」ということは、
その曲についてのみならず、音律やパターンの違いによる
表現力の広がりなどにも着目できるということであろう。
この種の着眼力の大切さは音楽だけに限らない。

安っぽい知識や、「名言」や、文学作品の「抜粋」を扱ったテレビ番組を
少し見たぐらいで何かを知った気になってしまう人は多い。

「知る」とか「好きになる」ということは、それについて
「十分に語ることができる」ということであり、他人と議論し、
議論を昇華させ、そこから全く新しい見解を作り出すことができる
ということだ。

既存の文化に親しみつつ、かつ創造的であり続ける生活を送りたい。

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽


音楽コメント(1)トラックバック(0)|

128:ピアノ協奏曲 イ短調

2010/03/02 (Tue) 21:24
『シューマンのピアノ協奏曲イ短調』
指揮はクーベリツク、ピアノはケンプ、これなら安心と、
ついつい廉価版を買ってしまいました。


そして大後悔! (T_T)
やっぱり廉価版は駄目だ 

悔しいのでYoutubeで検索。
そしたら素晴らしい演奏を見つけました。
内田光子のピアノ、指揮者はラトルです。



第三楽章のほんの一部ですが、私の一番好きなフレーズです。

この曲ってぜんぜん飽きがこないんです。 不思議なほどに。
高校生の頃から聴いています。

精神異常の気質を持っていたと伝えられるシューマン。
この曲の節々にも、精神の不安定さを伺わせる瞬間があります。
異常な疎外感みたいなものを感じさせる瞬間とでも言いましょうか。
しかし、そんなものがむしろ私には魅力的に感じられるのです。

次回はちゃんとしたCDを買いたいです。
----------------------------------------------
Written by: dicdic
http://dicdic.web.fc2.com/index.html
----------------------------------------------

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽


音楽コメント(0)トラックバック(0)|

ブログ TOP » 次のページ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。